Jitz. LIFESTYLE

アートと武術と、ライフハックと。

人生を意のままに操る!“コントロール”の技法

数年前にドバイの王族とも親交を持つ、とある億万長者と知り合った。俺よりも幾分か年が上なのだが、パッと見た感じは実年齢よりも若めのあんちゃんみたいで、とてもじゃないが成功者には見えない。落ち合った場所も新宿駅近くのごく普通の喫茶店で、その人は普通にその風景のなかに溶け込んでいた。

 

しかしながら、どこか不思議なオーラをまとっているんだけど、あきらかに成功者特有の気配を消してるというか。なるべく都会の喧騒の渦に同化しているかのように思えた。お互いのビジネスについて情報交換し終わって、その人がおもむろに云った一言が、後の俺の人生に衝撃をあたえた。

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「いいか。男が人生で成功したいなら、絶対にハゲるんじゃないぞ!」

 

たしかに世界の億万長者たちのなかで決してハゲは多くない。いや、その無尽蔵の財力を駆使して最先端医療や薬の力によって新たな毛を再生させているのかもしれない。しかし、この人の云っていることは根本的にそういった次元の話ではないのだ。本来的に遺伝情報によって決まってしまう生理現象さえも、自らの力でコントロールせよ。つまりは、そう云っているのだ。

 

そういえば欧米型の教育システムは、いかに最小の労力で最大の成果を上げるかという「マネジメント」や「コントロール」の思想にもとづいている。対して日本の教育システムというのは端から他人に従属することを前提に被支配者の論理を徹底的に押し付けられる。この辺の思想の違いがビジネスや投資の世界では圧倒的な結果の差となって返ってくるのだ。それほどまでに「コントロール」という概念は強烈なのだ。

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俺が20代から30代前半にかけて学んだ地政学や国際関係論、経済学という学問も、冷徹なリアリズムの視点から組み上げられた支配者の学問だ。国家や政府が属人的な人格抜きにして政治空間や市場経済でどう合理的に振る舞うものか、過去の歴史を鑑みて人間社会のメカニズムを解き明かしたものがこれらの学問なのだ。中でも国際関係論は自国の利益のために、いかに他国をコントロールして覇権や優位を築き上げるかに主眼が置かれている。

 

目に目ない世界に原因や本質があって、目に見える世界に結果や現象として返ってくる。これを仏教では“因果”というのだが、ここ最近はスピリチュアル業界が活性化していることもあって、この見えない世界についてもある程度はコントロールする方法というのが解明されてきているのだ。

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スピリチュアルや自己啓発というと毛嫌いする人もおり、かつては俺もその一人だった。ところが、それをやることによって多少でも成果が変わるものだとすると、やらない手はないと思うのだがどうだろうか。いや、むしろ実社会の作法や慣習としてもやった方がいいものは少なくない。そのほとんどが労力を要することではないので、ポスト成功者は心に余裕を持ち、やらなくて損をするくらいなら目に見えない世界を徹底的に活用した方がいい。

 

少し話が脱線したのだが、俺がライフワークにしているグレイシー柔術でもコントロールということを大変に重視している。完全に相手を支配下に置いた状態。これができていれば、むやみに相手を殺傷する必要もないからだ。では“コントロール”することで、ビジネスや投資でどんなことが可能になるのだろうか。

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まずはその分野で1番になる。これは誰もが目指しているポジショニング戦略であるはずだ。しかし、かりにその分野ですでに自分をはるかに凌ぐ巨人が存在していて、どうやっても勝つことができない。そうしたときは2番手にあまんじてマイケル・ポーターよろしく、フォロアーやチャレンジャーになればいいのか。しかし、ここでコントロールすることの重要性を知っていると、一つのアイディアが出てくる。

 

同じ土俵で勝てないのなら、そもそものゲームを成立させているルールを変えてしまえないだろうか。もしくは新たな土俵を作り出して、そこで先駆者として君臨すればよいのではないか。こうした発想のもとに生み出されたのが、いわゆる『ブルー・オーシャン戦略』なのだ。要はビジネスが成立している価値基準を一新してしまえばいいわけなのだ。 

[新版]ブルー・オーシャン戦略―――競争のない世界を創造する (Harvard Business Review Press)

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成功者といわれる人たちはこれらを徹底的に突き詰めていることが多いのは以前の記事のとおりだ。いかに誰かにコントロールされることなしに、自分の土俵で思いどおりに戦うことができるか。自分や自社が動くことなく、いかに他者や他社をコントロールすることで優位を築き上げることができるか。ここに気づけた人は強い。

www.sandinista.xyz

 

お金のエネルギーが『パワー』であるとするなら、人生の不可能性に抗う『コントロール』の力をぜひ身につけてほしい。そして自分の人生を自分の意のままにコントロールすることで得られる、より豊かで実りのある未来に日本人も目を向けてほしい。コントロールする能力は何も欧米人や成功者だけの特権ではないのだ。

 

では、どうすれば人生をコントロールできるようになるのだろうか。それはまず、今の土俵で動いているルールを徹底的に理解するということだ。そしてコントロールにはどんな形があるのか、そして市場のメカニズムを知ることだ。これについては戦っている土俵によっても形が異なってくるので、一概にはいえないが、世の中に出回っている“戦略”の指南書などをよく読み研究することだ。俺のように国際関係論を学んでみるのもいいことだと思う。そうすることで、どうすれば自分の分野に適用できるかが見えてくるはずだ。

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自らの人生をコントロールし、自由とを成功をつかめ!

 

※参考図書。上段は国際関係論の標準的テキスト。国際関係論にはいろいろな学派が存在するが、これはリアリズムについて多く紙面が割かれている。下段は入門編としての読み物に最適!

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