Jitz. LIFESTYLE

アートと武術と、ライフハックと。

身体論

神秘の力が宿る!禅の茶法

以前に『“禅”的ライフスタイルで取り戻す本当の生き方』という記事で、内観の手段として寝る前に温かいお茶を飲む時間を持つことの重要性を書いたことがある。それは俺自身が生活のなかで実践し続けていることで、禅の考え方にインスパイアされたもっとも効…

武術の達人が視る風景

過日、柔術道場の先輩から興味深い話を聴いた。曰く、かつて同じ道場に在籍していたブラジリアン柔術の達人ともいえるトップ選手の一人*1 が、試合やスパーリングなどで自分と相手の動きを俯瞰して見ることができるのだと言う。ん?自分と相手の動きを俯瞰?…

自分だけの“龍”をまとい、そして武装せよ

「龍を見たことがあるんだ」。刺絡を施術してもらっている鍼灸院の医院長が突然云った。この医院長、当ブログにも度々登場してくるスピリチュアルなツワモノで、いつも興味深い話を聞かせてくれるのだ。その龍が写真に写っているということで、件の写真を見…

心と身体が浄化する禅の食事法 ~グレイシーダイエットRemix~

ここ十年のあいだに自分自身の境遇には驚くほど大きな変化があった。企業人としての成功、そして起業、精神疾患、経済社会からの逃避、運命的な出会い、経済人としての再起、柔術との邂逅…。波乱万丈と云ってしまえば些か陶酔的だが、目まぐるしく変わる環境…

混迷の時代に「術」を求めて

Hey Guys!新年、楽しんでますか?昨年と同様に、ゆるりと年始を過ごしてのブログ事始め。俺はいわゆる前厄の御年とも相成り、年始早々にその災禍と思しき難を嫌というほど被ったことで、入念に邪気と穢れを祓うべく名だたる霊場を巡礼したりした。 そういっ…

ヘンリー・エイキンスから読み解く、インビジブル柔術【解明篇】

シーザーを理解するためにシーザーである必要はない -マックス・ウェーバー 『理解社会学のカテゴリー』より (映画『イノセンス』から引用) 20世紀を代表する知の巨人マックス・ウェーバーが物事の理解には、行為自体を解釈する現実的理解と、行為の意味…

ヘンリー・エイキンスから読み解く、インビジブル柔術【入門篇】

ヒクソン・グレイシーという男に興味があった。柔術をはじめるなら、少しでもヒクソンに近づきたい。そう考えてもいた。結果的にエリオの系統ではなく、カーロスの本流であるグレイシーバッハに入門したが、今もライフワークの一環として彼の流儀を研究し続…

半径5キロメートルの聖地巡礼

武術をやっていると何か別の力に突き動かされていると感じる時がある。それはあたかも経験したことのない技を、まるで知っていたかのように繰り出すことができたり、自然に理に適った動きが実践されていたり。俺の場合やればやるほどに、何か“見えない力”が…

想像力の時代 ~ブログ3年目を迎えるにあたって~

このブログも足掛け2年(半年ほどの中抜けがある)が過ぎ、3年目に突入する。よくもまあ、三日坊主な俺がここまでコンスタントに書き続けてるよなって印象だ。年末年始を前にして早くも総括かよってとこはあるのだが、ひとつの節目なのは確かな話で。執筆者…

“動き”が理に適うとき ~右脳型柔術家と左脳型柔術家の発見~

このほど、ちょっとした不思議な体験をした。ブラジリアン柔術にはボトム(ガードポジション)からトップへと形勢を逆転させる“スイープ”という技が存在する。一口に「スイープ」といってもポジションによっていくつもの種類とバリエーションがあるのだが、…

天翔“技”閃(あまかけるわざのひらめき) ~「技術」の考察~

撮りためていたテレビ番組を見て、驚愕した。*1 7月に放送された『情熱大陸』の魚店店主・前田尚毅氏の回だったのだが、なんと…テレビカメラの前で「脱水」がおこなわれているではないか。 「脱水」とは鮮魚の水分量を調整することで食感を引き締め、旨味を…

霊性と情熱のあいだ ~映画は『森』をどう描いたか~

久しぶりに映画を観た。数年前までは単館系の映画を中心によく観ていたのだが、最近はめっきり映像作品から刺激を受けることが少なくなり、映画館から足が遠のいていた。そんな折、河瀨直美の新作が上映されているという話を聞きつけネットで調べてみたら妙…

集中力を極限まで高めるメディテーションBGM5選

社会生活を営むうえで誰にも極度の集中力を必要とするシチュエーションというのがある。それはたとえば就・転職の面接だったり、商談、高所作業、作品制作、舞台挨拶、プロポーズ…など例示の枚挙にいとまがない。そんなとき、人はどのようにして緊張を解きほ…

“禅”的ライフスタイルで取り戻す本当の生き方

禅の世界観に感銘を受けて、ライフスタイルとして実践を生活に取り入れていることは以前の記事でも書いた。今でこそマインドフルネスやミニマリズム、シンプルライフといったキーワードが隆盛をきわめ、ストレス社会を生きるビジネスパーソンを中心に注目を…

グレイシー柔術考 ~セルフディフェンスの美学~

ものには順序がある。本稿は連載2回目の記事ゆえ、ここに不時着された御仁は1回目からお読みになられよ。 ↓ www.sandinista.xyz グレイシー柔術の真の姿に迫るためにその成り立ちを検証しつつ、大胆な仮説を代入することで欠落部分を埋めながら軌跡を辿って…

グレイシー・ジャーニー ~未知なるグレイシー柔術の世界~

現在、ブラジリアン柔術として普及している競技柔術は本当にグレイシー柔術の延長線上にあるものなのだろうか?ふと、そんな疑問にかられることがある。もちろんグレイシー一族の闘いが今の総合格闘技の文脈をまったく新たなものに書き換え、それが引き金と…

戦略考

おなじ1冊の本が、人生の転機でまったく違う読み方になるってことがある。それは多くの場合が“古典”といわれるもので、知識と経験の蓄積によって獲得した、ある種のフィルターをとおすことで、まるで立体かのように違った角度から読めてしまうのだ。 まさに…

禅と武術の果て ~呼吸を巡る身体的考察~

禅仏教の思想は徹底してパンクだ。なんたって真理が「空(くう)」であるとするなら、その原理論に内在する「空」性は帰納的に証明することはできない。真理は知性的に「無い」のだ。まるで、公理可能な理論に矛盾性がなければ証明も反証もできない命題が存…

日常の<入力>と<出力>

決まった周期、決まったペースで、まとまった文章量で、何年も飽くことなくブログ記事を生成し続けてる人ってすげえなって思う。マジで尊敬するよ。いや、厭味なんか無しにしてさ。だって、コンスタントに記事をアウトプットできるってことは。頭ん中のバー…

視覚言語をめぐる冒険

アート(芸術)としての写真の見方というものを『写真鑑賞論』と題して連載してるんだけど。それとは別シリーズとなるであろうこの記事は、その根本となるべき「鑑賞者の身体論」とでもいうべきものを言語化してみたいという試みの序章である。 www.sandinis…

俺のJiu-Jitsu事始め

なにやら物騒な話で恐縮なんだけど。ライフワークのクラヴマガと並行して、8月からブラジリアン柔術を習い出した。おかげで今や週6日をトレーニングと稽古に注ぎ込む日々だ。齢四十を前になんでまたそんな護身術ばかりのハードワークを、なんてこと言われち…

“井穴刺絡”の神秘

いつだったか、いわゆる自律神経の疾患を患って不眠症になったことがあった。心療内科に通ったりしてなんとか元の体質に戻すことができたのだが、その時から「休息法」が俺にとって大きな課題になった。 自律神経というのは交感神経と副交感神経という2つの…