Jitz. LIFESTYLE

アートと柔術と、ライフハックと。

天翔“技”閃(あまかけるわざのひらめき) ~「技術」の考察~

撮りためていたテレビ番組を見て、驚愕した。*1 7月に放送された『情熱大陸』の魚店店主・前田尚毅氏の回だったのだが、なんと…テレビカメラの前で「脱水」がおこなわれているではないか。 「脱水」とは鮮魚の水分量を調整することで食感を引き締め、旨味を…

ブラジリアン柔術に効く『孫子の兵法』③

ブラジリアン柔術で使う「孫子の兵法」シリーズ、第3回にしてようやく13篇中6篇目となる「虚実篇」に到達。これ以降のトピックは賞味のところ、方法論的な戦術の範疇になるので、この虚実篇が孫子の説く戦略の中で最大のハイライトといって過言ではない。 他…

「喪われたもの」の社会学

これから、とりとめのない話をしようと思う。理由は単純で、社会学者・岸政彦の『断片的なものの社会学』という本に触発されたからだ。この本はある意味で衝撃的な内容であるわけだが、どういう本なのかを客観的に説明するのは難しい。本文にそのまま物語ら…

霊性と情熱のあいだ ~映画は『森』をどう描いたか~

久しぶりに映画を観た。数年前までは単館系の映画を中心によく観ていたのだが、最近はめっきり映像作品から刺激を受けることが少なくなり、映画館から足が遠のいていた。そんな折、河瀨直美の新作が上映されているという話を聞きつけネットで調べてみたら妙…

2018ロシア FIFAワールドカップ総括

総評 約1ヶ月の熱狂が終わった。波乱ずくめのグループステージから幕を開けた2018ワールドカップ(W杯)ロシア。しかし、決勝トーナメントは総合力に勝るチームの順当な勝ち上がりとなったように思う。最終的には俺流の地政学的分析で云うところの「ランドパ…

柔術にアイデンティティを注入せよ ~戦略的オンライントレーニングのすゝめ~

柔術に必要な、“闘魂”的な何か 元気ですかあー。 柔術にはアイデンティティがある、といったら驚かれるだろうか。 地球の裏側のブラジルで、グレイシー柔術が体系化されたのが半世紀前。もともと源流を同じくしながらも、使い手や環境によってその活用の目的…

記録的大雨の後に、想ふこと

先日来からの大雨により、西日本を中心に甚大な被害が発生している。被災されたすべての方がたに心よりお見舞い申し上げます。 書きたいトピックは山積みなれど、どうしても筆をとる気になれなかった。こんなときに決まって思い浮かぶのが、ザ・イエロー・モ…

QUINTETを解読する分析グラップリング学

QUINTET、観てます? 往年のグレイシーハンターとして、国民的人気をほこった桜庭和志が新たに立ち上げたグラップリング・イベントQUINTET(クインテット)。紳士の国・イギリスの人気格闘イベントPOLARISから最強グラップラー陣が集結し優勝を飾ったQUINTET.1…

ブラジリアン柔術に効く『孫子の兵法』②

ブラジリアン柔術で使う「孫子の兵法」シリーズ、2回目となる本記事は個人的にも孫子の思想が結集した重要な章と考えている「形篇」と「勢篇」へと突入する。観念論的な、独特の語法とコンセプトに関する言及が多く散見されるが、含蓄ある深い示唆が随所に散…

ワールドカップにみるモダンサッカーの展開

今回のサッカーワールドカップは間違いなく面白い。まだ5日目を経過したばかりだが優勝国の本命であるドイツの初戦が黒星だったり、ブラジル、ポルトガル、スペインなども精彩を欠きドロースタートだったりと、すでに波乱の様相を呈している。大会前から今大…