レンズの詩学

The Art Of Surviving Life , and Wisdom

グレイシーの系譜 ~柔術の源流を求めて~

年初から半年以上にわたり続けたクラヴマガをこのほど辞めた。理由は並行して新たに始めたブラジリアン柔術の奥深さにすっかり魅了され、本格的に専念するためだ。もともとクラヴマガを補完するために始めたブラジリアン柔術だったが、どうも身体操作的にも…

いわた書店『一万円選書』の意味と、その可能性

先月末、いわた書店の「一万円選書」に当選したとの報を家人から受ける。えっ、マジかよ! 北海道は砂川市に実在する小さな書店に全国から注文が殺到、年に数回の抽選方式で当選した顧客にだけ店主が個別に厳選した1万円分の本を届けるというサービス。以前…

写真集『EUROMAIDAN』/Vladislav Krasnoshek and Sergiy Lebedynskyy

なるべく政治的な思想や意見は公な場で公言するつもりはないんだけど。思ったことはなるべく自身の心の裡に抱いたまま忖度する、そんなことを美徳とする日本人という民族に民主政治は可能なのだろうか。今回の衆院選の結果を総括する報道を見つつ、そんなこ…

嗜好症者のジレンマ、ビエルサの見る夢

「彼の言葉の数々は私を恐懼させた。それは尊敬からくるものだと思うが…。正直、彼が行き着いているフットボールの境地を、私では計り知ることができなかった。」 「私たち(監督)はどれだけのトロフィーを獲得したかで評価される。どれだけサッカーに影響…

写真集『After the Firebird』/Ekaterina Vasilyeva

久々に写真集を買ってしまったぜよ…。勝手に「【所有】という幻想の解体」と題して物欲のおもむくまま熱心に買い集め、モノを貯め込むことをやめたのだが。いやあ、やっぱり魅惑的な視覚体験への誘いに抗うことはできず。そもそもが、いわゆる「ダミーブック…

"かなしみ"から生まれた言葉のコレクター

先日、若松英輔さんという随筆家の講演を聴きに行った。若松さんはご自身の経験から新たな解釈による「死者論」を見出し、ライフワークである古今の文学批評に還元しておられる御仁で。その柔らかで透徹した明瞭な文体から静謐な思索を綴る人気エッセイスト…

ミネルヴァの梟の跳躍

なんの縁も所以も根拠さえ微塵もないのだけれど、それがとても重要で意味深なことだけは解る。みたいなこと、あんたにもないか?俺にとってのそれは所謂ネイティブ・アメリカン、つまり“インディアンの教え”といわれるやつだ。 筋金入りの唯物論者でファンダ…

視覚言語をめぐる冒険

アート(芸術)としての写真の見方というものを『写真鑑賞論』と題して連載してるんだけど。それとは別シリーズとなるであろうこの記事は、その根本となるべき「鑑賞者の身体論」とでもいうべきものを言語化してみたいという試みの序章である。 www.sandinis…

俺のJiu-Jitsu事始め

なにやら物騒な話で恐縮なんだけど。ライフワークのクラヴマガと並行して、8月からブラジリアン柔術を習い出した。おかげで今や週6日をトレーニングと稽古に注ぎ込む日々だ。齢四十を前になんでまたそんな護身術ばかりのハードワークを、なんてこと言われち…

非・論理思考のサバイバル処世術

こうすれば成功するみたいな。チープで最大公約的に自己啓発を促したいワケじゃねえから、なんとなく流入しちまったって人たちはそのまま直帰していただいた方がいいかもな。ここに書いてあること、どう解釈するかはあんた次第だからさ。 「世界のエリートは…