Jitz. LIFESTYLE

アートと柔術と、ライフハックと。

ブラジリアン柔術に効く『孫子の兵法』④

ブラジリアン柔術で使う「孫子の兵法」、ようやく13篇中7篇目にあたる軍争篇にさしかかった。これ以前の篇はわりと概念的で抽象的な内容だったのが、ここからはうってかわって実利的なノウハウ集になっている。しかし、さすがは孫子。たんなる教訓にとどまら…

写真家よ、カメラを捨てろ

録り溜めていたNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』を見た。いわゆる企業人や経済人のドキュメンタリーには興味がないのだが、この回はなんと左官職人の久住有生ではないか! www.nhk.or.jp もう10年以上も前にこの人が携わった建築を見たことがあって、深…

いらないものが多すぎる

ライフサイクルというものがある。人生もいよいよピークを過ぎ、折り返し地点に差し掛かって思うのは、いろんなものが削がれていく・失うことへの諦観だ。それは決して悪いことなどではなく、むしろ人生の虚飾を剥いでより本質へと向かうかの如きなり。ライ…

“動き”が理に適うとき ~右脳型柔術家と左脳型柔術家の発見~

このほど、ちょっとした不思議な体験をした。ブラジリアン柔術にはボトム(ガードポジション)からトップへと形勢を逆転させる“スイープ”という技が存在する。一口に「スイープ」といってもポジションによっていくつもの種類とバリエーションがあるのだが、…

誰にも教えたくない、至高の焼き鳥屋:関西編

他人には教えたくない店というのが、人それぞれにあると思う。何を隠そう、無類の“焼き鳥”マニアである俺にとってそれは当然のように「焼き鳥屋」だ。マニアと自称するくらいだから、名店と噂されるところは軒並み足を踏み入れてきた。とくに本拠にしている…

愛しさとせつなさとくだらなさと ~ちびまる子ちゃんの同時代性とアナーキズム~

ここ1ヶ月の間にもいろんなことが起きてすでに風化しつつあるけど、さくらももこが亡くなったことを受けて初めて彼女のエッセイを読んでみた。とりわけ彼女のファンでもなく、彼女の著作が好きなわけでもなく、はたまた同世代でもない俺がなにゆえ突如として…

『グレイシー柔術』を理解するための10冊+α

ブラジリアン柔術をより深く、より精緻に理解するためには、その源流であるグレイシー柔術の研究や探求を欠かすことができない。しかし意外にも、グレイシー柔術を知るための手がかりとなる文献は決して多くはないのが現実だ。 そこで今回は俺がグレイシー柔…

写真鑑賞論⑥ ~GHOST DUBBING COMPLEX~

閑話休題、ひさびさの写真鑑賞論。前回は媒体論として展示の魅力について語った。 「メディアはメッセージである(The Midium is the message.)」と、情報を伝達するメディア自体が情報であることを喝破したのは英文学者マーシャル・マクルーハンだが、写真…

天翔“技”閃(あまかけるわざのひらめき) ~「技術」の考察~

撮りためていたテレビ番組を見て、驚愕した。*1 7月に放送された『情熱大陸』の魚店店主・前田尚毅氏の回だったのだが、なんと…テレビカメラの前で「脱水」がおこなわれているではないか。 「脱水」とは鮮魚の水分量を調整することで食感を引き締め、旨味を…

ブラジリアン柔術に効く『孫子の兵法』③

ブラジリアン柔術で使う「孫子の兵法」シリーズ、第3回にしてようやく13篇中6篇目となる「虚実篇」に到達。これ以降のトピックは賞味のところ、方法論的な戦術の範疇になるので、この虚実篇が孫子の説く戦略の中で最大のハイライトといって過言ではない。 他…